こんにちは!!突然ですが皆さんが介護と聞くとどんなイメージを持つでしょうか?キツイ・汚い・給料が安いの3Kと良く聞かれると思います。漫画ヘルプマン!には実際の現場と限りなく近い事が描かれているため紹介させて頂きます。今回はヘルプマン!の一巻から紹介します。

 

 

まずヘルプマン!とは?

ヘルプマン!とは、くさか里樹さんが連載しているイブニングコミックの作品です。くさかさん2011年5月、『ヘルプマン!』で第40回日本漫画家協会賞大賞を受賞している漫画家さんです。実際に介護現場で働いている人に取材をしたり対談をし、介護現場のリアルな状況を描いています。ヘルプマンは想いだけで突っ走る恩田百太郎とその幼馴染の理論派仁の2人が主人公で居宅や施設、制度等ジャンルごとに描かれています。今回紹介する第一巻は、主人公たちが高校を中退し施設で働く様子を描いています。

 

介護のきつい部分

認知症のあるお年寄りが施設から1人で出てしまい施設に戻ってもらおうとするが怒ってしまい噛み付いてきたりとなかなか戻っていただけない。やっとのことで施設まで戻ってもらえたが施設でも暴れて両手を縛るなどの身体拘束を行ったり鎮静剤を打って押さえ込もうとし主人公の百太郎はその行為に対し反発をする。しかし実際に自分が働くと放尿、放便されたりとどうすることも出来なくなり口を押さえ縛ろうとしてしまう。食事を適当に配りつまりかけてしまう。認知症という病気が理解できず物盗られ妄想や帰宅願望に対し真に受けてしまうことや利用者を怒らせてしまう。入浴拒否が強いお年寄りを清潔保持のために無理やり入浴させる等様々な場面に合います。

 

 

介護の魅力

上手く声をかけたことで自尊心を傷つけず放尿をせずにトイレまで誘導できた。幼馴染の仁が適切に介護をしていて闘争心を燃やしている時に認知症のお年寄りが百太郎の服をツンツン引っ張って呼び、若い職員とおばあちゃんがデキているとありもしない話をこっそり話してきて笑いが起きる。入浴拒否が強いお年寄りを怒らすことなく自ら脱いでお風呂に入ることが出来「気持ちがいいわこんなに気持ちが良いのは久しぶり、生きててよかったわぁ、ありがとね」とお礼を言われ百太郎号泣する。

 

現職者の実際の感想

ヘルプマン!の1巻から見た介護のきつい部分、介護の魅力を描かせて頂きました。身体拘束の部分については今相当制度が厳しくなっているので介護現場で見ることはほとんどありません。頻繁に拘束しているところがあったらその施設はやばいです、通報して下さい(笑)

食事についてはきちんと利用者の食形態を把握していることが働く上での大前提なのでめったにつまったりすることはありませんが実際に起こると焦りますね。施設では対応策がきちんと決められているはずなので把握していることや職員は1人ではないので応援を呼ぶことで対処することができます。

放尿や放便は実際にありますし臭いも慣れない人はなかなか慣れません。認知症の症状としての帰宅願望や入浴拒否も対応が難しいことも多く漫画と遜色のないことが起こります。実際にキツイと感じることもあります。しかし、介護の魅力で上げさせていただいたトイレやお風呂に上手く誘導出来た時は達成感が味わえます。

そして何よりその時のお年寄りの笑顔や裏表のない感謝の言葉を頂くけた時は本当にうれしいです。上辺だけの軽い感謝をされる事が多いこの世の中、ツライこともある中で心から感謝の言葉を人生の大先輩から頂けることはこの介護という仕事の最大の魅力だと感じています。ヘルプマン!の1巻を読むといつも感動し明日も頑張ろうと思えます。是非読んでみて下さい。                                

 

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