“介護職”というと大多数の方が、「きつい・きたない・危険」という3Kのイメージをされるのではないでしょうか?

介護現場で実際に働いていますが、人員不足であり、きついと思うことはもちろんあります。また介護が必要な方は高齢の方が多く、認知症の方などは暴力行為や不潔行為があるのも事実です。もし、身近な体験としてそのような方と接する機会がなければ、かなり大変と感じてしまうでしょう。

しかし“介護“とは自分ではできないことを人にしてもらうという行為であって、私たちも自分ではできないことは人に頼って生活しています。考え方を変えると私たちも介護者であると言えるかもしれませんね。

これからの時代、違う視点から介護職という職業をみることで、また新しい魅力が見つかるのではないかと思います。

 

介護職の魅力

 介護現場で働いていて純粋に嬉しいと思える瞬間は、やはり利用者さんからの“ありがとう”や“本当に助かった”など優しい言葉をかけて頂いた時は、とてもいい仕事だと思います。

また介護の現場では利用者さんの生活を多くの職種により支えていきます。場合によっては介護職以外でも、医師や看護師の方と関わる機会もあります。昨今はチーム医療が普及してきているため、様々な職種の方と関わり新しい刺激や知識を得ることができるのも魅力です。

 

コミュニティを作ろう

 どうしてもメディアなどでは悪い部分ばかりクローズアップされがちですが、実際は熱心に仕事に取り組まれている方も多くいます。ただ就職先にそのような方がいるかといわれると分からないのが現状です。

 しかし現代はSNSを通して世界中の方と関わることができる時代です。実際、介護職に携わっている方の多くがSNSを利用しています。介護職は一般職で持ちえない専門知識や経験、判断力が必要な仕事ですが、SNSを活用することで自分の困りごとやモチベーションアップを図ることが以前より容易に行えます。個人情報の保護やプライバシーに配慮しながらSNSを活用し情報収集することで自身のスキルを向上させ、新しい人脈を築きましょう。

 

情報発信という武器

情報収集のみではなく、発信する側になってみましょう。最初は難しく感じるかもしれませんが、研修会で勉強したことなどを要約し“アウトプット”することで、自身の勉強にもなります。また、あなたの経験はあなたしか体験できませんが、似たような場合で困っている方がいるかもしれません。そのような場合、もしかするとあなたの発信が多くの方の助けとなり得ます。人員不足の職場は多く、相談する場所を必要としている方は多くいますし、これからもSNSの活用は増えていくでしょう。経験はSNSで得た人脈は、たとえ転職したとしても、あなたしかも持つことができない武器になります。

 

まとめ

 介護の仕事はきついイメージばかりありますが、利用者さんの生活を支えるやりがいのある仕事です。また、介護現場で得た経験を伝えることは、きっと他の方の助けにもなります。職場を超えて介護に携わることで、地域おこし活動や新しいコミュニティの運営などこれからの時代に即した働き方もできるようになるかもしれません。ぜひ、あなただけの介護の武器を身に着け、介護職の魅力をたくさんの人と共有していただければと思います。

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