今回は2017年12月17日に行われた希望としての介護フェスタの内容を紹介していきたいと思います。
講師の言葉をダイレクトに伝えるために、そのままの言葉で記載しております(笑)
(;゚Д゚)ビックリしないでね
あと講師の方々はかなりフリーダムな人達なので、急に話題が変わったりします(笑)
⑶「ここが変だよ!今の若者の介護」 最凶女子会
コメンテーター:鳥海房枝×高口光子×阪井由佳子
・鳥海房枝・・・NPO法人メイアイヘルプユー理事、同事務局長、保健師。
・高口光子・・・特別養護老人ホームマナーハウス麻溝台にて看介護部長
・阪井由佳子・・・富山県在住。PT。NPO法人にぎやか・デイケアハウスにぎやか理事長。
高口:阪口!あんたなんでデイケア閉めた?私は腹が立つよ。
阪井:職員に自分の想いを伝えられない・・・理解してもらえなくなった・・・
利用者からは「最近は職員の作業所だよね・・・私たちはそこの品・・・」
元々病院で働いていて、画一的な集団ケアが嫌で自分の理想の施設を作るために始めた〝にぎやか〟だけど、利用者ができる事を職員がやってしまう。
本当は利用者が主人公だから、それを職員が取り上げちゃあ・・・
高口:要は病院で目の当たりにした現状に絶望して、病院を辞めて自分の理想の施設を作ったけれど、年月を重ねるにつれて自分が手塩にかけて作り上げた理想のデイケアの中に、嘗て自分が絶望したものと同じものを見た、という事だな。
民間のヤツが作るって事は、不遇な家庭環境の人なんだよきっと(阪井さんの事)
自分が気に入らないデイケアになったら閉めるってどーよ?バーカ!
阪井:私が作りたかったのは家庭らしい場所。デイケアっていう一つの枠に利用者があてはめられちゃいけない。
介護保険を使わないで私はやりたい。利用者が自分たちで作り上げるデイケア。
鳥海:介護保険を使い始めたら、それはもうビジネスよ。
この介護保険の最大のマズさは加算っていう制度。今までの介護保険で得られる金額の天井を突き抜けるようになっちゃったのよ。
その結果、加算を得るために現場には紙(記録)を要求する。現場は記録におわれちゃう。
全部で2千何百種類の紙が存在する。役所はその会議だけで200日もある。
あなた(阪井)が一度デイケアを閉めてリセットしたいっていう気持ちは分かる。
これから新しい取り組みをして、どう介護保険を向き合うかがポイント。
高口:今の若者は私が出勤したらまず、その子たちが出勤しているかが心配。
無断欠勤するし・・・
「○○さん見守りお願いね」って言ったらその利用者転んでて、「あんた何してたん?」って聞いたら「見てました」って言いやがる。
「あなた今日○○さんの見守りお願いね」⇒職員「え?〇〇さんて利用者居ませんよ?」⇒「違うわよ職員の○○よ(-_-;)」
一回夜勤の子が出勤時に途中のバス停で降りて「私誘拐されました」って電話よこすもんだから、警察沙汰になった事もある。
鳥海:欠勤する時に親が連絡してくるんだよね(;゚Д゚)
高口:これからの日本の社会は色々な作業的な仕事は機械がやる時代(無人化)。
その分溢れた人達は、人は嫌いじゃないが人が苦手でも介護の仕事に就かなきゃいけない時代が来る。そういった人達をいかに上手く育てるかが重要。
新人には「説明して・やって見せて・やらせてみて(山本五十六の言葉)」教えていく。
(最近では退職代行業者なるものが存在するようですね)