今回は2017年12月17日に行われた希望としての介護フェスタの内容を紹介していきたいと思います。

講師の言葉をダイレクトに伝えるために、そのままの言葉で記載しております(笑)

(;゚Д゚)ビックリしないでね

あと講師の方々はかなりフリーダムな人達なので、急に話題が変わったりします(笑)

 

⑵「これでいいのか!虐待防止対策」

コメンテーター:高口光子×榊原宏昌
・高口光子・・・特別養護老人ホームマナーハウス麻溝台にて看介護部長
・榊原宏昌・・・京都大学で経済を学び、福祉施設で一週間のボランティアをし福祉に興味をもつ。天晴れ介護サービス総合教育研究所を設立。
愛知県稲沢市在住。介護福祉士、介護支援専門員。
◆保健・医療・福祉サービス研究会 介護事業コンサルタント
◆ウェルフェア・J・ユナイテッド株式会社 介護事業運営コンサルタント
◆CーMAS介護事業経営研究会 スペシャリスト

・不適切ケア
高口:人と人が特定の関係があるとおこる。
17の悪性感情(からかう、無視する、やらせない)
[非意図的虐待] から [意図的虐待] へ
「この人縛らないと転びますよ?」という声に「縛らない」と言えるリーダーが必要。

「真面目な職員」の健全な介護ストレス ⇒ これを何とかしよう

・新人はまず ①顔と名前を覚える
       ②トイレ介助・入浴介助を覚える
       ③早番/遅番を覚える
       ④早番/遅番をしつつ、他の職員が何をしているか想像できる

いくつかの段階を踏んで成長する。個人差あり。
〝時間〟と〝空間〟、〝人間関係〟といった目に見えないものを読み取る
(勤務表を見て、その日の様子がイメージできる)
➡この時期に虐待しやすくなる

 

榊原:ある小規模多機能に行った時、職員が認知症の利用者を「人として見ていいんですか?」と聞いてきたことがある。

➡職員の教育(マニュアル)がボロボロ

高口:虐待のダメな理由を考える。
    (対応の仕方は説明できるが・・・)

高口:「某市役所の話」
市内の虐待報告が多いところで、市内施設のトップと№2を集めてセミナーを開催。
しかし、この高口の話で一切笑わないし、反応が薄い。
(例)便器で顔を洗っているおばあさんがいる。
CW「ダメよそんなところで顔洗っちゃ!汚い!!」
⇒この職員の対応の何がダメか?と言う質問をしたら、どの施設のトップも答えられない。
⇒ここで高口、更に煽る!「ここの市はこんなもんか!?」
⇒ここまで言われてやっとチラホラ答え始める。
しかし「どういう対応をすればいいか」は答えられても、そもそも「最初の職員の対応の何がダメ」なのかが答えられない。
⇒(トドメ)高口「こんなんじゃこの市の施設はまた虐待するよ!」

・虐待のニュースに出てくるのは、ほとんど男。男は耐えて耐えて爆発しちゃう。
 女はチョコチョコ小さくいじめる。
(すぐにコール行かなかったり、食事を最後の方に配ったり)

・制度でやるやらないが決まるのか?
虐待も法律で「やってはいけない」となっているが、法律が変わったら「やってもいい」ものなのか?
様々な加算が生まれてきているが、「法律・規則だからやる・やらない」ではなく、「必要だからす る」「やってはいけない事だからやらない」という価値観や普遍性があるからである。

[現実]=強い ⇒「この人、介護服着せないとオムツ外しますよ?」←立ち向かう
[理想]=弱い ⇒「・・・でも、外すって事はきっとオムツが気持ち悪いからで・・・」←守ってあげる

 

この理想と現実に正面からぶつかりしっかりと考えていくことが大切だと思う。

記事募集中!!

介護のしあわせスイッチではあなたの知識や技術、情報、試験の勉強法、感想などを募集しています。

あなたの技術を発信してみませんか?

記事募集用フォーム