今回は、認知症の不思議な部分、さまざまな介護に携わる家族のケアについて紹介します。
「認知症の不思議」
祖母が認知症を患ってからかなりの年月が経ちますが未だに不思議に感じる事は、直近の出来事は全く覚えていないのに祖母が田舎であった出来事は次々と思い出して話をする事があります。
また、包丁を持って一緒に料理をすると材料の切り方、田舎の郷土料理の味付けをすぐに思い出すからとても不思議です。
「感謝を伝える」
介助を受けている要介護者の中には、介助をしてもらって当たり前と考えている人もいると思います。
しかし、何かしてもらった後に感謝の気持ち「ありがとう」と言われるとうれしく、次に介助に関わる時の気持ちが違います。
私の知人のヘルパーがよく言っていた事は、「ヘルパーは決して召使いではない。要介護者ができる事は、自身でやってもらう。感謝の言葉を聞くとやる気がでてくる。」
「ありがとうは、何度言ってもいいのだから」という話を聞きました。
私の祖母もデイサービスや訪問介護を利用していてよくお礼を言っています。私もヘルパーさんに感謝の気持ちを毎回伝えています。
「一人ではなくみんなで介護する」
介助者は、自分がどこまで介護ができるのかをまず考えます。できない部分は、さまざまな制度(訪問介護、デイサービス)などを利用して家族、介助者の負担を少しでも減らしましょう。
介助者が考えすぎてしまうと、反対にうつ病を患ってしまう可能性がある為、注意が必要です。
一人ではなくみんなで介護する事が大切です。
「共に楽しむ」
介助者は、介護をしているとしんどい、面倒だと感じる事が多いと思いますが、要介護者と一緒に外出した時は、仕事や介護とは思わずに共に楽しむ事も大切で、そうすると介助者の気分転換にも繋がります。
高齢者や認知症を患っている人と過ごす事で、昔の出来事を知る事ができます。
また、介護中では聞くことができない情報を得る事ができるかもしれません。
「まとめ」
高齢者や認知症の介護はとても大変ですが、学べることも多く良い経験になると思います。
お互い楽しく過ごすために相手の事(病気、症状、習慣など)を知っておくことが大切です。