認知症を患った祖母の徘徊


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私の祖母は20年前からアルツハイマー型認知症を患い、発症当時から日中から夜間にかけて徘徊するようになりました。
私達家族が実際に経験・体験した徘徊の注意点についていくつか書いていきたいと思います。

「徘徊の原因」

徘徊で原因と言われているのが、夕食の買い出しを忘れた。トイレの場所が解らなくなって不安を覚えたなどの理由が考えられます。

「一緒に外出をする」

時間に余裕がある時は、行きたがっている場所に一緒に出かける事によって満足感も生まれ今後突然いなくなった時に行き場所の見当がつきやすいのでそういう意味で一緒の外出は役に立つと思います。
また、軽い運動をする事で心地よい疲れとなり夜の眠りにもつきやすくなります。

「近隣住民の声かけが大切」

近隣住民の人に認知症を患っている事を伝えておき、日中、夜間に徘徊しそうな人を見かけたら躊躇わず、声かけをしましょう。※近隣住民の声かけで何度も徘徊を未然に防ぐ事ができました。
管轄の警察に顔写真や住所、氏名などを事前に届けておくと徘徊をしている時、保護された時の連絡がスムーズにできます。

 

「GPS機能が付いた器具を持つ」

GPS機能が付いた器具をカバンの中に入れておくだけで、徘徊で行方不明になっても電波を頼りに捜す事ができます。※主に充電式なので、細目にチェックが必要です。

「迷子になった時の為に」

身元が解る物※名前、連絡先を夏場の場合薄着なので、財布の中に入れ、冬場はコートやジャケットに縫い付けておくと良いでしょう。

「連れ戻す時の注意」

探している方も見つかったら興奮してしまい叱責するかもしれませんが、発見時は優しい言葉をかけて安心させてあげましょう。
叱りつけてしまうと、反対に心を閉ざしてしまい逆効果です。

「まとめ」

実際、私も祖母の徘徊に直面し、最初はどう向き合って良いのか解らず悩みましたが、祖母も認知症になりたくてなったわけではないので上手く割り切って付き合うしかないと気持ちを切り替えました。
孫と一緒に買い物に行く機会が増え徘徊が減りました。

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