4人に1人が高齢者といった言葉を聞いたことはありませんか?

現在の日本はとてつもない速さで高齢化社会を迎えていることは間違いありません。

高齢化社会と切っても切れない関係が「認知症」ではないでしょうか?

認知症は誰しもがなる可能性があり、記憶の低下、暴力、徘徊など様々な問題行動を引き起こします。

今回は認知症でもその人らしく過ごせる場所として最近話題の認知症カフェについて解説していきたいと思います。

【認知症カフェとは】

厚生労働省による新オレンジプランの1つで、認知症の方が地域との交流を作るきっかけができる場所で、認知症の人の介護者の負担を軽減する目的もあります。

NPO法人が運営していることが多かったですが、最近では認知症の家族がいる個人の方でも開設されるケースも増えてきています。運営側のスタッフは地域のボランティアや認知症予防のために地域包括支援センターの方が参加されたりするようです。

【具体的には何をするの?】

最近では注文を間違える料理店などが話題になっていますが、認知症カフェでは様々な取り組みが行われています。本来のカフェと同様にお喋りを楽しむ時間や、脳トレなどを取り入れたレクリエーションやカラオケ、映画上映など内容は多岐にわたります。また専門職へ生活するうえでご家族が気軽に相談できる窓口にもなっています。筆者も実際に認知症カフェに参加したことがありますが、利用者さんとご家族さんの笑顔が印象に残っています。

【参加するためには】

まずはお住まいの地域の市役所や区役所、地域包括支援センターに問い合わせて、地域の認知症カフェの情報収集をしましょう。

また、現在介護保険のサービスを利用している場合は担当のケアマネジャーに聞いてみるのもいいでしょう。

参加に関しては運営側の事前準備の関係で申し込みがいる場合もあるので、開催先に確認しておくことが必要です。

実際の参加費用に関しては利用料、飲食代として数百円程度となっています。

【認知症カフェの役割】

認知症カフェの役割としては

  • 社会参加(居場所、生きがいつくりの場)
  • ピアサポート(本人通しが支えあう関係づくり)
  • 家族支援(家族の負担軽減、心理的サポート)
  • 医療による初期スクリーニングと継続的なフォロー

以上の4つの役割が期待されています。

最近は認知症カフェに関する情報会や研修会など多様な取り組みが増えてきているため、興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか?

【まとめ】

認知症の方や介護に関わる方が笑顔になれる場所が認知症カフェです。

認知症でも役割をもって日々生活することで、症状が緩和される場合も少なくはありません。カフェを通して介護者の方も悩みを抱え込まず、同様に介護で悩まれている方と情報交換を行う場としても機能しています。認知症と付き合っていくためにも、これからより認知症カフェの役割は大きく期待もされていると思われます。

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