最近増えてる小規模多機能施設ってどんなところ?

最近よく介護関連のニュースを目にするようになってきた気がします。

街中でも〇〇デイサービスなどの文字が書かれた車を見かけることが多くなってきたのではないでしょうか?

2000年に介護保険制度が始まりましたが、比較的新しいサービスとして「小規模多機能型居宅介護」というサービスがあります。

まだデイサービスやデイケアと違いなかなか言葉だけではイメージがつく方も少ないのではないでしょうか?

今回は小規模多機能型居宅介護について簡単に説明していきたいと思います。

 

目次

【小規模多機能居宅介護の特徴】

「通い」を中心とし「宿泊」と「訪問」を組み合わせた在宅サービスのことを提供することが可能な施設を小規模多機能居宅介護と呼びます。

通いを中心とすることで、住み慣れた自宅で、地域で暮らし続けることができるよう援助計画を立てます。

書規模多機能居宅介護には専任のケアマネージャが所属しており、利用者さんの状況や環境に応じたプランの提供をしてもらえます。

途中で、生活や体調に変化があった場合は例えば「宿泊」の回数を増やしてみるなどの対応も可能です。

 

【サービス内容】

具体的な内容ですが、通いのサービスでは機能訓練などの体操やレクリエーション、食事や入浴、排せつ介助などのサービスが提供されます。

共用スペースには他の利用者さんもいるため、いろいろな方と交わり仲間つくりの場にもなります。

宿泊サービスでは、生活リズムなどできるだけご自宅と変わりないようなサービスの提供を心掛けている施設が多いです。宿泊は、体調が悪い時や急な生活の変化などご自宅で過ごすのに不安があるといった方が利用される傾向があります。

訪問サービスに関しては、安否確認や配食、生活援助(家事、掃除など)を中心に利用者さんの状況によって訪問回数や内容を調整していきます。

なお小規模多機能型居宅介護は1日の定員が通いは概ね15名以下、宿泊は概ね9名以下と定められており、1事業所当たりの利用者の登録は29名以下となっています。

 

【小規模多機能型居宅介護を利用するには】

ではどのように小規模多機能型居宅介護を利用したい場合はどのようにしたらよいのでしょうか?

まずは介護保険の申請をして要支援もしくは要介護の認定(見込み)を受ける必要があります。手続きに関しては市町村に申し込み後所定の手順によって判定されます。

実際に小規模多機能型居宅介護を利用するためにはまずは担当のケアマネージャに相談しましょう。希望の条件に合う事業所があれば見学、面談、契約となります。

また上記でも述べましたが、小規模多機能型居宅介護を利用することになると担当ケアマネージャが契約先の事業所のケアマネージャに変更となります。

 

【利用料金はどのぐらい?】

利用料金は1割から3割が自己負担で、要支援や要介護度によって利用料金が異なります。

利用料金は定額(月額)ですが、注意する点として食事代やおむつ代などは実費です。

また事業所や、利用される方が認知症である場合などは別途加算がつくので、一度契約先にご確認ください。

 

【まとめ】

小規模多機能型居宅介護のメリットは通所を基本としたサービスを柔軟に利用することができ、また顔なじみの関係を作りやすいことではないでしょうか?

多くの方がご自宅から離れたくない気持ちは持たれていると思います。

住み慣れた地域で暮らし続けるためのサービスとして小規模多機能型居宅介護という選択肢を知ってもらえることができれば幸いです。

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