在宅介護での移乗の工夫(ベットから車いすへ移る)

 私の祖母は現在83歳でアルツハイマー型認知症を患っており、近頃では自身で歩行する事が困難になり、室内を車椅子で移動しています。

しかし、祖母は自分で歩けると思っている為、しばしばトイレに行こうとしてベッドから落ちる事がありました。

 予防の為ベッド柵を付けましたが、乗り越えて落ち、アザができる事もありました。

 その後、ケアマネに相談し、ベッドを低くしたり、一緒の部屋で就寝したり工夫をしました。

 また、祖母は移動の際、ベッドまで歩いてもらおうとしても歩き方が解らない時がありました。

 その時は両手を繋ぎ声かけをしながら移動してもらいました。

 ベッドから車いすへの移乗をする時に祖母を力づくで持ち上げたので腰を痛めてしまいました。

 受診した整形外科で、ボディメカニクスを使うと介護者も介助者も負担が少なく移乗する事ができると知りました。

 ボディメカニクスとは、身体力学を活用した技術で、ボディメカニクスを使う事によって介助者の負担軽減にも繋がります。

 ここでは、ベッドから車椅子への移乗のコツや祖母のベッドから車椅子への移乗の手順を少し紹介したいと思います。

目次

「ベットから車椅子への移乗のコツ」

・介助者は、大きく足を開き要介護者の前屈みに合わせて重心を低くしながら介助をします。

そうする事によって腰痛防止にも繋がります。

・要介護者が、バランスを崩さないように介助者がしっかり支えながらゆっくり方向転換をします。

・ベッドから立ち上がる際に前後に転倒する危険性があり、車椅子の方向に重心が横移動するので左右に転倒しないように注意しましょう。

・動作1つに対して、解かりやすく声かけをする事が大切です。

「車椅子から車への移乗」

 車椅子から車への移乗も大変ですが、最近では工夫された車両もあるのでご紹介します。

 車椅子を車に乗せるには、座席が回転したり、スロープや電動リフトが搭載されている車種、車椅子の前輪&後輪を器具で固定する事で車椅子に座ったまま移動できるタイプもあります。

「まとめ」

お互いの身体に負担がかからないように福祉車両、福祉用具を使う事をお勧めします。

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